住宅設計3次元CAD(建築3DCAD)を使って20年のNORI(@norino_mono)です。
建築設計業務でノートパソコンを使うとなると、設計図書(図面と書類)の作成以外に、プレゼンの業務あります。昔は図面やパースをプリントアウトして提出やプレゼントしていましたが、それに加えディスプレイを使ったプレゼンなど、他の業界と同じようにデジタル化が進んでいます。
平面図や立面図を紙で打ち合わせをした時だと、お客さんの希望する無理なプランなどに対して説明するのが大変でしたが、構造パースを見せて『この柱には大きな力がかかっているので抜けない』とかこの部屋を大きくし過ぎると梁が大きくなって、天井から出ちゃうよ!などの説明がしやすくなりました。
そうなってくると、打ち合わせの書類もプリントアウトせずに、PDFファイルに手書きで書き込んだりできると、お客様との打ち合わせ時の書類の量が減ったりするのでとても便利になります。
以前も2-in-1のパソコンをレビューさせていただきましたが、今回は『Lenovo IdeaPad Flex 550 14型(AMD)』の(製品番号:81X200AYJP)は高性能なCPU搭載ながらタッチペンが使える2-in-1のパソコンです。
今回は、『【IdeaPad Flex 550 14型 (AMD)レビュー】AMD Ryzen7プロセッサーは建築3DCADもサクサク動きます』を書いて行こうと思います。
本記事はLenovo様より商品をお借りして作成しました。
目次
IdeaPad Flex550 (14)AMD(型番:81X200AYJP)
今回お借りしたIdeaPad Flex550(14)AMD(型番:81X200AYJP)は、14型・AMD Ryzen プロセッサー搭載の2-in-1 ノートPCです。
以前レビューしたIdeaPad Flex 550i(型番:81X30060JP)はインテルのCore i5搭載マシンでしたので違いも分かってもらえたらと思います。
製品仕様
直販モデル | ||
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初期導入済OS | Windows 10 Home 64bit (日本語版) | |
稼働確認OS | Windows 10 Home 64bit | |
プロセッサー | 名称 | AMD Ryzen™ 7 4700U |
動作周波数 | 2.00GHz (最大ブースト・クロック時 4.10GHz) |
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コア数 | 8 | |
キャッシュ | 4MB(メインプロセッサーに内蔵) |
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チップセット | APUに統合 | |
指紋センサー | あり | |
メインメモリ | 容量(標準) | 16GB |
容量(最大) | 16GB | |
仕様 | DDR4-3200 SDRAM | |
メモリスロット数 | 0(オンボード) | |
補助記憶装置(内蔵) | HDD | なし |
SSHD(Hybrid HDD) | なし | |
SSD | 256GB ( PCIe-NVMe/M.2) | |
表示機能 | ディスプレイサイズ (ドット・発色) | LEDバックライト付 15.6型 FHD IPS液晶 (1920x1080ドット、1,677万色以上、16:9)、マルチタッチ対応(10点)、光沢あり |
ビデオ・チップ | AMD Radeon™ グラフィックス | |
ビデオRAM容量 | メインメモリと共有 |
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外部ディスプレイ出力 | 最大 4096x2160ドット、1677万色@30Hz(HDMI接続時) |
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インターフェース | フルサイズ USB3.0 | 2 (内、Powered USBx1) |
Type-C USB3.0 | 1 (Power Delivery対応) |
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HDMI | 1 | |
Micro HDMI | 0 | |
マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 | |
イーサネット・コネクター(RJ-45) | 0 | |
通信機能 | イーサネット | なし |
ワイヤレス | 802.11ac/a/b/g/n |
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Bluetooth | Bluetooth v4.2 |
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オーディオ | オーディオ機能 | インテル® ハイデフィニション・オーディオ (Dolby Audio™対応) |
スピーカー | ステレオスピーカー |
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マイクロホン | デジタルアレイ マイクロホン |
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内蔵カメラ | あり (前面:HD 720p カメラ、プライバシーシャッター付) | |
メモリカードスロット | 4-in-1メディアカードリーダー (SD、SDHC、SDXC、MMC) |
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キーボード/ボタン類 | 84キー(Fnキー+Windowsキーを含む)、JIS配列、バックライト・キーボード、マルチタッチパッド、パワーボタン、テンキー | |
本体カラー | プラチナグレー |
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センサー類 | 加速度センサー |
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WWAN | WWANなし | |
寸法・質量 | 本体寸法(W×D×H)mm | 約321.5x217.5x17.9mm(最薄部) |
本体質量(バッテリーパックを含む) | 約1.5kg | |
バッテリー | 3セル リチウムイオンポリマーバッテリー (固定式) | |
電源アダプター | 65W ACアダプター | |
標準保証 | 1年間 引き取り修理 |
外観
IdeaPad Flex 550iの外観です。
IdeaPadのプラチナシルバーの筐体です。落ち着いたイメージで、自宅でもビジネスシーンでも使えるイメージです。手の跡が残ったりしないので、オジサンも安心して使えます。
本体サイズは公称で、幅が約321.5mm奥行が217.5mmです。
画像の部分は最厚部ですが、公称寸法の最薄部は約17.9mmです。写真は一番暑いところになりますので、21mmくらいになっています。
畳んだ状態の正面と背面側からです。背面側には排気口が配置されています。以前レビューしたIdeaPad Flex550シリーズの15インチとイメージは全く同じ感じです。
左側面です。左側から順に電源コネクタ×1,HDMI×1,USB3.0 Type-C (PD対応)×1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック×1です。
右側面には、右から順に『USB3.0』×2、4-in-1メディアカードリーダー×1、電源ボタンが並びます。
底面もIdeaPad Flexシリーズは統一された形状です。
IdeaPad Flex 550 (14)AMDの本体重量は、実測で1555.0gです。
電源アダプターの実測は、207.3g。ACアダプターから直接プラグが生えているタイプで、とてもコンパクトです。
サイズ的にはこんな感じです。もう少し言うと、USBーCで充電できるタイプだったら…って思いました。
本体と電源アダプター、タッチペンとホルダーを合わせると、1,781.5gです。これなら持ち運びも気にならない重さだと思います。
付属のタッチペンです。サイズは鉛筆とほぼ同じ感じで、ホルダーも付いています。
単4より細い電池なので単6型になるのでしょうか?細いペンの後ろ側をくるくると回してネジを緩めて電池を入れます。パソコン本体に差し込むホルダーがついていますので使わない時は、パソコンにくっつけておくことができます。
ディスプレイは180°開き、フラットになります。そのままグルっと回して、反転もします。
ディスプレイは光沢ありのIPS液晶。撮影した環境が丸映りなので、モザイクを掛けさせてもらいました。上部のカメラには、手動式のプライバシーシャッターが付いてます。
キーボードは、JIS配列のテンキー付きタイプでキーボード奥側にはスピーカーが配置されています。
キーボード左下部には搭載されているプロセッサーAMD Ryzen 7とAMD Radeon Graphicsのラベルがあります。
右下にはLenovoのロゴと、指紋センサーがあります。
キーピッチは一般的な19mm。Lenovoのキーボードは全般的に押し心地は、腰のある感じで心地いいです。
タッチパッドは、ボタンが分かれていないタイプです。
キーボードの両端にはスピーカー配置されています。
製品特長
Lenovo公式サイト内のIdeaPad Flex 550(14)AMDのページから引用して紹介しますと、
- 広々と使える、すっきり画面
- IdeaPad Flex 550は、スタイリッシュでモダンに仕上げた外観は、4つの側面に狭いベゼルを採用し、広い作業領域とFHD 画面を楽しめるようにデザインされています。
- プライバシーを守る、シンプルソリューション
- Web カメラからのハッキングを心配する必要はもうありません。IdeaPad Flex 550 は指先ひとつで開閉できる、カメラカバー Privacy Shutter を搭載。セキュリティとプライバシーをしっかり守ります。
- 存在感を持ち歩く
- どこにでもデバイス持ち歩くとき、見栄えの良いルックスでいたいですよね。だからこそ我々は、より一層細部にこだわって IdeaPad Flex 550 を設計しました。柔らかいタッチと快適な使い心地でありながら、耐久性もある。また、複数オプションを揃えた本体カラーから、あなたに最も適したものを見つけることができるでしょう。
- 柔軟性と自由
- IdeaPad Flex 550は、360° ヒンジを搭載しているので、ノートブックとしても、タブレットとしても使用できます。さらに、オプションのデジタルペンに対応しているので、外出先でもあなたのインスピレーションを素早くキャプチャ。また、長時間のバッテリー駆動時間のおかげで、一日中、そして、夜まで使用することができます。
会社でも、家でも、仕事でも、創作活動でも、動画を見たりなど、様々な使い方できる印象です。
実機テスト
普段仕事で使っている建築3DCADをメインに、各種ソフトを走らせてみました。
建築3DCADのテスト(ALTA SS)
建築3CADソフトインストール時の動作環境確認です。
図面入力
14インチのモニタですので、建築3DCADの図面の修正はなんなくこなせますが、0からの作図作業は少し厳しい感じがします。
パース作成
外観・内観パースの自動生成も快適です。
構造パース表示
もともと構造パースの動作は軽いので、このIdeaPad Flex 550でもストレスなく動きます。
WallStat
今回もWallstatを回してみました。バージョン4.39で データは編集ファイルサンプル2を使用です。あくまでも参考値として見てください。
計算時間は、約8分7秒。AMD Ryzen 7は、さすが8コアと言う感じで早いです。。
こちらも問題無く動きます。
おまけのCINEBENCH_R15
住宅設計用3次元CAD(建築3DCAD)の推奨動作環境は”Open-GLが動くことがありますのでCINEBENCH_R15で検証です。
CPUが1134cb、OpenGLが67.98fpsです。
おまけのCINEBENCH_R20
CINEBENCH_R20のCPUは、2844ptsです。
CINEBENCH_R23
CPU(Multi core)は7150pts、CPU(Single core)は901ptsでした。
Crystal Disk MarkCrystal Disk Mark
ストレージのテストです。
ゲーミング性能を試してみました
ゲーミングパソコンですので、ゲームのベンチソフトを走らせてみます。
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK
何パターンかテストしましたが、1280×720の軽量品質でも『普通』判定です。
FINAL FANTASY XIV SHADOWBRINGERS
ANTASY XIV SHADOWBRINGERSのBENCHをはしらせてみました。
1920×1080 高品質(ノートPC)で「快適」、最高品質で『やや快適』判定です。
ドラゴンクエスト X ベンチマーク
解像度1920×1080の最高品質で『とても快適』判定です。
動画編集テスト
EaseUS Video Editor(試用版)
パソコンのデーター復旧やバックアップのソフトでお馴染みのEaseUSさんの動画編集ソフト EaseUS Video Editorの試用版でテストしてみました。
2分8秒のmp4の動画ファイルをMOVで書き出してみましたが約34秒675とだいぶ短い時間で書き出し終了しました。
打ち合わせ時にオススメ
IdeaPad Flex 550 14型(AMD) は、ペンがついていて、タブレットのようにペンを使って書き込むことができます。
このペンを使うためのおすすめのソフトはたくさんあると思いますが、僕はMicrosoftのDrawboard PDFと言うソフトを使っています。
打合せ時に、このパソコンだけ持って行けば打ち合わせに修正点を図面に記入したり、議事録などもその場で作ってしまえるので、ペーパーレス化にもなりとても便利になります。
購入をおすすめしたい方
今回お借りしたこのIdeaPad Flex550 14型(AMD)(型番:81X200AYJP)は2-in-1ノートPCで、普通のパソコンの作業に加え、タッチペンを使った使い方ができます。
住宅建築関係の職業についている方だとすると、設計だけをメインにされる方より、打ち合わせで変更などの記録を取っていくのにとても便利に感じました。
他に、タッチディスプレイとタッチペンが付いていて、パソコンを使い始めたお子様や使い慣れない方がいらっしゃる等の場合、自宅で家族みんなで使う一台としてもすごく良いと思いました。
ホント我が家の場合、一台あればみんなで使えるパソコンだと感じました。
まとめ(僕個人の感想)
今回は『 【IdeaPad Flex 550 14型(AMD)レビュー】AMD Ryzen7プロセッサーは建築3DCADもサクサク動きます 』の記事でした。
Lenovo IdeaPad Flex550 14型( AMD)(型番:81X200AYJP)は、建築3DCADを使う仕事だけでなく、家庭でも便利に使える2-in-1ノートPCです。
100均で売られている14インチサイズのクッションバッグに納まる小ささですので、屋内での持ち運びだけでなく、打ち合わせや出張時の持ち運びも電源アダプターを一緒に持って行ってもとても小さいです。
ただ、バッテリー使用時間も約13.6時間と長いので日帰り出張なら電源アダプターが必要ない場合もある強みもあります。
今回お借りしたIdeaPad Flex550 14型(AMD)(型番:81X200AYJP)はAMD Ryzen 7搭載でeクーポン利用で8万円台後半購入できるモデルですが、Ryzen 3搭載モデルはeクーポン利用で5万円台後半から購入できますので、仕事、教育、テレワーク、打ち合わせなど、使い方や作業内容によってカスタマイズ可能なので、どんな方がお使いになられても納得がいるモデルだと思います。
僕は、Ryzen 7 搭載は快適ですので、こちらをおすすめしたいなと思いました。
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