建築3DCADを使い始めて約20年。ドラフターや平行定規を使って図面を描いていた頃と比べ、作業速度は上がり変更や修正なども早くなりました。
しかし、設計事務所さんとの仕事で図面をDXFやJWC形式のファイルで受け渡しをしたり、研修会でグループに分かれて実測図を作ったりした時も同じ形式のファイルでのやり取りがあって、2DCADを使いましたが、専業設計事務所ですと、AutoCadやVectorWorksなどを使われている方も多いのですが、あまり図面を引かない工務店では使っている人も少なくほぼJW-Cadでした。
データのやり取りができるJWC形式のファイルが使える無料の2DCADを探していて、HO_CADを見つけ、試してみることにしてみました。
使いこなすとこまでは行けていませんが、マウスの操作としては逆にHO_CADの方がいい人がいるんじゃない?と感じられました。
目次
HO_CAD
JWC形式の図面データと保存ができるフリーの汎用の2DCADです。
僕がいつも使っている建築3DCADで描いた住宅性能表示の図面をJWC形式で書き出したファイルをHO_CADで読み込んでみました。
JW_CADと同じレイヤー設定で読み込まれ、編集作業も通常通りに行えます。
拡大縮小に関して、僕が普段使っている建築3DCADと同じホイールを回すことで拡大縮尺ができるので、逆に操作に迷いがありませんでした。同じような感じの人もいそうです。
「JW_CAD」にある外部変形パッチや変形マクロに対応しているので、思っていた以上に使い勝手が良さそうです。
また、JWCファイル形式では保存できない特殊フォントや均等割付なども保存ができます。
JW_CADとの比較
同じJWCファイルをHO_CAD、JW_CADのそれぞれで開いてみるとレイヤーがおかしくなってしまったりすることもありません。
ただ、JW_CADの方がもともと使い慣れている方も多いと思われ、慣れや関連書籍の多さを考えるとJW_CADが有利だと思います。しかし、しばらくJW_CADから離れ、久しぶりに汎用2DCADを使う方にはHO_CADもありです。
使い方に関しては、インストールをして初回の立ち上げ時には、チュートリアルが開き、操作の手ほどきをしてくれ、再度開いて確認する事もできます。
HO-CAD専用掲示板回答集やHO_CAD公式サイトに掲載されているFAQページからリンクのHO_CAD専用掲示板(建築資料館)でも使い方の勉強もできますのJW_CAD同様安心して使える汎用2DCADと思います。
インストール方法
HO_CAD公式サイトへ飛びます。
左のサイドメニューにあるダウンロードをクリック。
ダウンロードページを下にスクロールして
今回はβ版をインストールしてみようと思いますので、β版をクリックしてダウンロード。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックでインストールが開始されますので、
確認したながそのまま進めていくとダウンロードが完了します。
続いて、必須の【図形・変形マクロ・サンプルファイル集】をダウンロードして
ダブルクリックでインストール開始
HO_CADの本体のインストールとおなじく、案内通りに進めて行くとダウンロード完了です。
HO_CADのアイコンをダブルクリックで、スタート
まとめ
もう20年もパソコンで図面を描いていますが、建築3DCADを主に使ってばかりで、HO_CADは初めて知りました。有名なJW_CADと比べると操作内容、操作性もそれぞれ一長一短があります。
JW_CADと同じく無料汎用2DCADですので、 両方試してみるのも良いと思います。