2021年4月から義務化になった建物の省エネ性能の説明。
僕自身は省エネ性能計算ソフトを購入して使っていますが、建築3DCADに付属のソフトを使ってる方やエクセルを使って計算されている方もいると思います。
ただ、簡易計算をすると性能が低く出てしまうので実際の性能はそれほど悪くないのに、お客様に説明しにくかったりする事もあるかもしれません。
お客様への省エネ性能の説明をする為に資料作りを簡単に行える、無料ソフトを紹介します。
目次
LIXIL 省エネ住宅シュミレーション
LIXILのWEBソフトです。断熱材もJISの熱伝導率の表からではなく、普段使っている断熱材の商品名から選ぶ事もできるので、とても分かりやすいです。開口部は基本、LIXIL製品からの選択でとても便利ですが、他のメーカーなどの場合は、建具とガラス種類から選択する事もできますので、幅広く使えます。
外皮計算から一次消費エネルギーの計算、認定低炭素、ZEH,HEAT20などの適合の確認までできますので、ラクラクです。
YYK AP住宅省エネ性能計算ソフト
YKK APのWEBソフトです。
こちらも商品名から部材を選択する事ができるので、断熱のテキストが無くても入力ができ、外皮計算から一次エネルギー消費量の計算書も出力できます(一次エネルギー消費量計算は建築研究所Webプログラムと連携して作成)。また、お客様への説明に使える計算報告書も作成できるので、とても便利です。
エネボス2
こちらはダウンロードソフトです。
入力前に外皮面積などを計算しなくとも、平面図と天井高さがあれば計算できてしまう便利さがあります。
省エネ基準の判定結果は出ますが、詳細の計算表を発行する為には費用が発生します。
まとめ:省エネ計算はまずは無料ソフトから!
僕の使っている断熱計算ソフトは、省エネ基準の判定だけでなく、暖房費や冷房費のシュミレーションができますが、有料ソフトです。
省エネ性能の説明義務で、そこまで必要ない!コストを掛けたくない!設計事務所にお願いするんだけど、事前に断熱性能を把握しておきたい!と言われる方にオススメです。
無料ですので、まずはさわってみるのをおすすめします。