今回は、2021年6月20日発売開始のASUS ZenBook 14 Ultralight UX435EALを住宅設計3次元CAD(建築3DCAD)を使って20年のNORI(@norino_mono)がレビューします。
ほんとに軽くて、軽くて…過去に何台かのモバイルノートPCで建築3DCADをインストールして試してみましたがZenBook 14 Ultralight UX435EALは持ち運びで使用しても快適に動くマシンでした。
本記事はASUS様より商品をお借りして作成しました。
目次
ZenBook 14 Ultralight UX435 EAL
今回お借りしたZenBook 14 Ultralight UX435は、ASUSの14型の1Kgを切るモバイルPCです。
製品仕様
製品名 | ZenBook 14 Ultralight UX435EAL | |
---|---|---|
型番 | UX435EAL-KC099TS | |
本体カラー | パイングレー | |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
|
CPU | CPU名 | インテル® Core™ i7-1165G7 プロセッサー |
動作周波数 | インテル® ターボ・ブースト・テクノロジー2.0対応:最大4.7GHz | |
キャッシュメモリ | インテル® スマート・キャッシュ 12MB | |
チップセット | ||
メインメモリ | 標準 | 8GB |
仕様 | LPDDR4X-4266 | |
表示機能 | 液晶ディスプレイ | 14型ワイドTFTカラー液晶 |
表面仕様 | ノングレア | |
解像度 | 1,920x1,080ドット (フルHD) | |
タッチパネル | 非搭載 | |
グラフィックス機能 | インテル® Iris® Xe グラフィックス (CPU内蔵) | |
ビデオメモリ | メインメモリと共有 | |
外部ディスプレイ出力 | 最大5,120×3,200ドット | |
記憶装置 | SSD | 512GB (PCI Express 3.0 x2接続) |
光学ドライブ | ドライブの種類 | - |
読み出し速度 | - | |
書き込み速度 | - | |
サウンド機能 | サウンド規格 | ハイ・デフィニション・オーディオ準拠 |
スピーカー | ステレオスピーカー内蔵 (1W×2) | |
マイク | アレイマイク内蔵 | |
Webカメラ | 92万画素赤外線(IR)Webカメラ内蔵 | |
通信機能 | LAN | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T (RJ45) ※7 |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax | |
Bluetooth機能 | Bluetooth® 5.1 | |
入力機能 | キーボード | 86キー日本語キーボード (イルミネートキーボード) |
ポインティングデバイス | マルチタッチ・タッチパッド (NumberPad) | |
インターフェイス | 外部ディスプレイ出力 | HDMI×1 |
USBポート | Thunderbolt 4 (Type-C) ※9×2、USB3.2 (Type-A/Gen1)×1 | |
カードリーダー | microSDXCメモリーカード、microSDHCメモリーカード、microSDメモリーカード | |
オーディオ | マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 | |
セキュリティスロット | 非搭載 | |
電源 | ACアダプターまたはリチウムポリマーバッテリー (3セル) | |
バッテリー駆動時間 | 約21.9時間 | |
バッテリー充電時間 | 約2.4時間 | |
消費電力 | 最大約65W | |
エネルギー消費効率 | 12区分 15.2kWh/年 (AA) | |
サイズ (突起部除く) | 幅319mm×奥行き201mm×高さ14.9~15.6mm | |
質量 | 約995kg | |
保証期間 | 本体:購入日より12ヵ月間のインターナショナル保証+購入日より12ヵ月間のASUSのあんしん保証(日本国内保証・要登録)バッテリーおよびACアダプター:購入日より12ヵ月の日本国内保証 | |
アプリケーション | WPS Office Standard Edition (3製品共通ライセンス付) | |
主な付属品 | ACアダプター、製品マニュアル、製品保証書、スタンド |
外観
ZenBook 14 Ultralight UX435の外観です。
本体カラーはパイングレーです。
本体サイズは公称で、幅が約318mm奥行が201mmです。A4用紙が297mm×210mmですので、おおよそのイメージを掴んでもらえると思いますが、ホント小さいです。スケールを角に当てていますが、スマホでの撮影ってなんかズレてしまうので難しいですね。
A4用紙を重ねてみると大きさが分かりやすいかと思います。長辺方向(幅)に少し長く、短辺方向(奥行)は少し短いです。
カタログでの高さは仕様によって変わりますが、14.9~15.6mmです。CPUがCore i7搭載でこのサイズです。これだけ薄いと、A4ファイルを持って行くのとあまり変わらない感じがします。
コクヨのA4のフラットファイルの背表紙くらいの厚さしかありません。
僕の場合、仕事が立て込んでくると、事務所の作業机の上には書類はファイルが積み重なる事がありますが、紛れてしまうそうな薄さです。
左側面です。左側から『HDMI』×1、『Thunderbolt 4(Type-C)』×2です。
右側面、画像左側から『micro SDメモリーカードリーダー』×1、『マイクロホン/ヘッドホン・コンポジャック』×1、『USB3.2(Type-A/Gen 1)』が並びます。
底面は、こんな感じで、通気口がヒンジ側に並んでいます。手前側(下側)の左右にはスピーカーが配置されているようです。
ASUS公式ページに記載の質量は約995gと記載されていますが実測964.6g。持ってみるとより軽さを感じられます。
電源アダプターの実測は、212.7g。
電源アダプターのサイズ感はこんな感じで、重さと大きさからして持ち運ぶのも気にならないと思いますが、バッテリー駆動時間が約21.9時間(使用状況や設定により変動)ですので、日帰り出張でしたら、持って行く必要はないと思います。
本体と電源アダプターを合わせての実測は1177.3gです。
電源アダプターとZenBook 14 Ultralight UX435EALを並べてみるとこんな雰囲気。本体右側にあるのは、USBイーサネットアダプターです。ただ、USB3.2(Type-A)が一つだけなので、僕の仕事の環境(USBプロテクタとUSBメモリ(設計データ等))の2本差しをしたい場合、USBハブが必須になってしまいます。
ディスプレイは最大140°程度開きます。
今回のZenBook 14 Ultralight UX435EALのディスプレイは14型ワイドTFTカラー液晶のノングレア(非光沢)タイプで、フルHDの1,920×1,080ドット。タッチパネルはありません。
上部に内蔵されているカメラは92万画素赤外線(IR)カメラになります。
キーボードは、テンキーの無い86キー日本語キーボードです。
キーボード右下部には ZenBook 14 ultralight の製品の特長が描かれたラベルが貼られています。。
- 薄型軽量設計
- 高速&安定のインターネット接続を叶えるASUS WiFi Master
- USB Type-C充電対応
- デュフ ラインランド認証のブルーライト軽減モード
- 長時間駆動バッテリー
- 米国軍用規格準拠のテストをクリアした堅牢性
高性能の主張を感じます。
キーボード左手前には、搭載CPUのintel Core i7 のラベルがあります。
evoプラットフォーム・バッチです。
キーピッチは一般的な19mm。腰のある押し心地がいいキータッチです。このシリーズ以外はまだ触った事がありませんが、ASUSのキーボードは意外とお気に入りです。
タッチバッドは、普段は左画像の様に普通のタッチパッドに見えますが、右上のマークを長押しすると右側の画像の様に数字が浮かび上がって、テンキーのように使えます。確認申請書や決算書作成などの数字を打ち込む作業の時とても便利そうです。
ASUSのノートPC全般に言えますがクリックの感触はしっかりしていて、使いやすいと思います。
製品特長
ZenBook 14 Ultralight UX435EALの特長は、
- 前モデルは1.26Kgより、今回は1Kgを切る995gの軽さ
- ASUS NumberPad 2.0搭載
- バッテリー駆動時間は最大21.9時間
- 前モデルは16.9mmより、今回はさらに薄くなり、14.9mmの薄さになります
- 電源ジャックがなくなり、Type-C充電が可能
- サンダーボルトが2つ搭載しています
- ミリタリーグレード取得
- WiFi6使用/ERGOLIFT搭載/AIノイズキャンセリング
などです。従来のミリタリー仕様の堅牢性はもちろん、軽く薄く、インターフェイス等も使いやすく進化しています。
実機テスト
普段仕事で使っている建築3DCADをメインに、各種ソフトを走らせてみました。
建築3DCADのテスト(ALTA SS)
図面入力
過去に作った図面データを使って編集をしてみましたが、とても快適に動作します。ただいつも思う事は、14インチですと修正作業程度でしたらいいですが、ゼロからの図面入力や確認をするのには、オジサンの目ではちょっとツライかなって思います。HMDI端子がありますので、外部モニターで作業する方法もおすすめです。
パース作成
パース自動生成も快適に動きますので仕事で使うのにも問題は感じません。
構造パース表示
こちらもサクサク動きます。
こんな感じでグルグル回りますので、ストレスなく作業ができると思います。
WallStat
今回もWallstatを回してみました。バージョン4.39で データは編集ファイルサンプル2を使用です。あくまでも参考値として見てください。
計算時間は、約9分かかりました。比較的早く計算終了した感じを受けました。
シュミレーションも問題無く動きます。
おまけのCINEBENCH_R15
住宅設計用3次元CAD(建築3DCAD)の推奨動作環境は”Open-GLが動くことがありますのでCINEBENCH_R15で検証です。
OpenGLは 90.23fps。CPUは628 cbでした。
おまけのCINEBENCH_R20
CPUは1435ptsです。
CINEBENCH_R23
今回は、CINEBENCH_R23のテストもしてみます。
CPU(Multi Core)が3807pts、CPU(Single Core)が1321ptsでした。
Crystal Disk MarkCrystal Disk Mark
ストレージのテストです。
ゲーミング性能を試してみました
ゲーミングパソコンですので、ゲームのベンチソフトを走らせてみます。
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK
何パターンかテストしましたが、1280×720の標準品質で普通の評価です。これ以上の品質や解像度では重いや動作困難の評価でした。
FINAL FANTASY XIV SHADOWBRINGERS
ANTASY XIV SHADOWBRINGERSのBENCHをはしらせてみました。
1920×1080 高品質(ノートPC)で「快適」判定です。
ドラゴンクエスト X ベンチマーク
解像度1920×1080の場合、最高品質で『とても快適』です。
動画編集テスト
EaseUS Video Editor(試用版)
パソコンのデーター復旧やバックアップのソフトでお馴染みのEaseUSさんの動画編集ソフト EaseUS Video Editorの試用版でテストしてみました。
問題無く動きます。
2分8秒のmp4の動画ファイルをMOVで書き出してみましたが約43秒で書き出し終了。この部分に関しては、内蔵グラフィックスよりグラフィックス搭載のマシンの方に分があるよです。
購入をおすすめしたい方
今回も僕個人的な意見です。
今回お借りしたこのASUS ZenBook 14 Ultralight UX435EALは高性能なモバイルノートPCです。
Core i7プロセッサーと内蔵グラフィックス搭載で、よっぽどの作業はこなせ、建築3DCADも全く問題無く動作しました。
軽くて小さい事と、ミリタリー規格の堅牢性、バッテリー駆動時間が長い事で、特に持ち運びをされる方にオススメの印象です。
ただ、建築3DCADでの作業をがっつりされる時は、外部モニタがおすすめになりますし、動画編集をメインにされる方にはグラフィックス搭載がオススメじゃないかと感じました。
ZenBook 14 Ultralight UX435EALは、建築3DCADを使いながら、外出も多い方でも十分おすすめできる感じます。
まとめ(僕個人の感想)
今回は『ASUS【ZenBook 14 Ultralight UX435EAL】レビュー』の記事でした。
このZenBook 14 Ultralight UX435EALは、とにかく軽く小さいながら建築3DCADもサクサク動きます。タッチバッドもテンキーになるので、書類作成時の数字入力もだいぶ楽になります。
だいぶ前に購入して、そのままにしてあった100均のA4(ワイド?)サイズのクッションケースにすっぽりと収まります。
僕がいつも持っているバッグにラクラク入りますし、電源アダプターも小さいので、トラックボールと一緒にポーチの中に持って行ってもかさばりません。
先日レビューさせていただいたASUS ZenBook Duo 14 UX482EAと比べる訳じゃないんですが、動画編集などのマルチウインドウでの作業が多い方はZenBook Duo 14UX482EA、移動での作業が多い方でシングルディスプレイでも大丈夫だよ!って方なら今回のZenBook 14 Ultralight UX435EALという使い方によってオススメが違うかなって思いました。
ASUS【ZenBook Duo14 UX482EAレビュー】セカンドディスプレイがとても便利
今回お借りしたオフィスソフト非搭載のモデルは14万円以下で、とにかく軽くて移動での作業でも快適に仕事に向き合える一台になると思います。
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