(令和元年12月16日時点)
(令和2年4月15日更新)
Windows7のサポートが終了しました。
2020年1月14日のWindows7のサポート終了まで残すところ あとわずか。
工務店や設計事務所で住宅の建築3DCADを使っている方が多いと思いますが、CADのバージョンアップで対応するOSや使用動作環境が変わって、使っているパソコンが対応できなくなる事もあります。
以前の僕のPC環境の記事にも書いてありますが僕は、
- 事務所⇔自宅⇔お客様宅⇔ときどき現場 と一台のパソコンを持ち運ぶので軽さが重要
- 建築3DCADを使うので、CPUとグラフィックボードの性能が大事。
の2点が譲れない条件です。
以前は、事務所のデスクトップで仕事をして、モバイルノートで書類だけを作っていたのですが、最近の建築3DCAD(住宅設計用3次元CAD)はプレゼンのプログラムもとても良くなってきたのでお客様宅へパソコンを持って行って、CADを使って家をグルグル回したりして見てもらうようになった事で、デスクトップとノートをまとめて一台にして使っていました。
Windows7のサポート終了が近くなったタイミングでマウスコンピューター様から上記の条件にぴったりのクリエイターノートPCのDAIVと言うシリーズが出ています。
この記事は、(株)マウスコンピューター様よりDAIV-NG4300H1-M2S5をお借りしてのレビューになります。
目次
DAIV-NG4300H1-M2S5
マウスコンピューターさんのクリエイター・エンジニア向けのブランド『DAIV』のノートパソコンDAIVNG4300H1M2S5。
グラフィックボードを搭載しつつ、薄型・軽量・コンパクトな14インチのタイプです。
箱を空けて取り出した第一声は、
NORI
うわっ!薄っ!軽いっ!(衝撃)
今使っている13.3インチの第4世代のCore i-7のノートパソコンと外回りのサイズはほぼ同じで厚さは薄く、重量も軽かったのでホント衝撃でした。最近のパソコンはみんなこんな感じなのでしょうか?
ファーストインプレッション
外装はマグネシウム合金のガンメタリックの艶消。マグネシウムと言うと、軽くて硬くて丈夫というイメージを持っているせいか、とても丈夫に感じます。
薄くて小さい分、充電ケーブル類が大きく見えてしまいます。
DAIVの文字もカッコイイ!
高さ(厚さ)も、17.5㎜とほんと薄いです。スタバとかで仕事していてもカッコイイ感じ!?
事務所に秤があったので、測ってみました。
メーカー発表は1.13Kgですが50g軽いです。中華製の安い秤ですのでちょっと不安。でも、約1kgと持ち運びには負担が無い重量です。(中華製の安い秤なのでちょっと微妙)
電源ケーブルは375.5g。
ノートパソコンと電源ケーブルを合わせた大きさと重さは、僕が現在使っている13.3型のノートパソコン・電源ケーブルよりも比べても小さいので今使っているパソコンバッグより一回り小さいバッグに交換できそうです。
NORI
プラグからアダプターに入るケーブルがもう少し細い方が僕は好きです(僕個人の好み)
仕様詳細(DAIV-NG4300H1-M2S5)
OS | Windows10 Home 64ビット |
---|---|
CPU | インテル® Core™ i7-8565U プロセッサー |
グラフィックス | Geforce MX250/インテルUHDグラフィックス620 |
メモリ | 16GB(16GB×1) |
ストレージ | M2SSD 512GB(NVM℮対応) |
液晶パネル | 14.0型フルHDノングレア 1,920×1,080 |
サウンド | ハイデフィニション・オーディオ |
インターフェース | HDMI×1 USB2.0×1 USB3.0×3(Type-A×2、Type-C×1) |
ネットワーク(LAN) | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T(RJ-45) |
サウンド | ヘッドセット(CTIA準拠 ミニジャックメス) |
無線 | IEEE802.11ac/a/b/g/n(最大433Mbps)+Bluetooth5モジュール内臓 |
Webカメラ | 100万画素(Windows Hello 顔認証カメラ搭載) |
マウス | 高精度タッチパッド |
キーボード | 日本語バックライトキーボード |
CPUは第8世代のCore-i7で4コア/1.8GHzで内臓GPUはUHDグラフィックス620
クリエイターノートPCとの事で、グラフィックはGeForce MX250、メモリも16GB。
この大きさでグラフィックボードが入っているのは、持ち運びを考えるととてもうれしいですね。
OSは、Windows10Home 64ビットが基本構成ですが、Windows10Pro64ビットにアップグレード選択できます。
僕の使っている建築3DCADのALTA SSの使用動作環境には、問題なく適合します。
左側面には、LANポート、USB2.0、USB3.0、ミニジャック
右から、電源ポート、HMDI、USB3.0、USB-Cが並んでいます。
無線は、IEEE802.11 ac/a/b/g/n内臓で5GHzと2.4GHz対応。 Bluetooth5モジュールで ワイヤレスマウスやキーボードも使えます。
軽量化の為か、CD-ROMやDVDで配布されるプログラムも減った為か、モバイルパソコンには当たり前の光学ドライブが設定がありませんので、CADのセットアップディスクのインストールには外部ドライブが必要になります。
液晶パネル
14.0型フルHDノングレア。1,920×1,080です。
キレイで目が疲れにくい感じのディスプレイです(僕の主観)。1,920×1,080はCADの使用環境に対応してますので、本格的な作業にはちょっと小さいですが出先や自宅で使うのには十分なディスプレイです。
事務所やお客様宅でプレゼンをする時などは、側面にHMDIがありますのでケーブルで接続して大画面などで表示できます。
キーボード
日本語キーボードです。メーカーに寄って配列の違いが多少あり、僕が普段使っているキーボード(外付け、ノート)は、スペースキーの左隣に無変換があって、癖なのか結構使っているんですが、ついつい押しちゃって…て事があったので、僕的には少し馴れが必要なのかな?って思いました。
タッチとストロークは、カチカチと音がするタイプで腰があるって感じでしっかりしてます。妻が会社でCADオペレーターをしているので、少し触ってもらいましたがただ一言『好きなタイプのキー』とだけ言ってました。
高性能タッチパッドも、僕の使用感ではキーボードを打っている時に触ってしまって変な事になってしまう事もありませんでした。
バッテリー
リチウムポリマーで、動作時間(標準バッテリー使用時最大)約14.7時間ですので普通に使っている分は一日充分持つと思いますが、僕がお借りしている間はCADの動作をメインで行っていましたので、電源プランのパフォーマンスを上げて使っていましたが、CADの仕様は全く問題が無かったのですが、動作時間が減りました。
電源の無い所で僕が事務所を離れてパソコンを使うときはブログ更新くらいや書類の修正程度で、CADなどのバッテリーを消耗する作業は基本コンセントがある自宅等なので、全く気になりませんでした。
建築3DCADを動かします(ALTA SS)
まず最初に、CADをインストール。
インストールマニュアルには、1時間程度と書かれていますが、外付ドライブかM2.SSDのおかげか45分程度でインストール終了。以前のパソコンより早いです。
図面入力
今回は、住宅性能表示のテキストにあるモデルプランを入力してみました。
平面図を入力後に屋根伏図を入力。耐力壁や基礎・梁組などの構造も入力して、ほぼ確認申請が出せる程度までですが、もう15、6年も前から何度も見ているので、入力も思ったより早かったです。(僕のCAD入力の能力範囲)
パース作成
住宅用の建築3DCADの便利な所は、建て主の方に見てもらえるパースがボタン一つで出来上がる事。
以前は、図面と作った模型で見てもらっていたのですが、変更がある度に大変で大変で…。ボタン一つで訂正後のパースが一瞬でできるのはほんと便利です。
そのパースができる工程も、パソコンの性能が高いと待ち時間もストレスも無く早い時間に出力されます。
パースを回してみる
パースが出来上がると、一つの方向からだけじゃなく南からや北からなど見ることができ、僕の使っているCADで外観をグルグル回して見る事ができます。
タスクマネージャーを見ると、CPU内臓GPUのインテルHD620は稼働しているのが見えますが、GeForceMX250はあまり稼働していません。今回入力したモデルプランくらいの図面ではそこまで負荷が掛からないのか、もともとグラフィックボードに大きな負荷がかからない内容になっているのかは不明ですが、グラフィックボードの性能に全然余裕がありました。
おまけのWallStat
最近、木造住宅倒壊解析ソフトウェアWallStatを使って、建て主さんに耐震性能を確認してもらう方も増えてるみたいに感じます(僕の主観です)。僕の使っているCADは未対応ですが、他メーカーでは構造図を入力するとWallStatと連携できるCADや構造計算ソフトがあり、比較的簡単に入力できるそうですので、このDAIV NG4300H1-M2S5でWallStatを走らせてみました。
データは編集ファイルサンプル2を使用。
モデルの計算をスタートすると、ウインドウが開いて計算を始めます。とても高度な計算をするようで時間がかかりますが、途中でフリーズする事無く計算終了しました。
結果の表示をスタートすると、こちらもあまりGeFoeceMX250に負荷が掛かっていない様でした。
おまけのCINEBENCH_R15(参考程度)
CADの動作と直接関係があるのか、無いのか分かりませんが、CINEBENCH_R15を走らせてみました。
まとめ
会社や事務所で導入するパソコンは、使うソフトが快適に動くのが第一条件ですが、趣味のパソコン程予算を使えない(使わない)事も多いと思いますが、このDAIV NG4300H1-M2S5は、WEB販売価格149,800円(税抜)とお買い求め安く、ホント持ち運びにも最適なサイズ。
性能も十分で、僕は体験したことがありませんが、現場の作業シーンをYOUTUBEにアップされる方もいるそうですが、他の方のレビューではクリエイターパソコンの名の通り、動画の編集にも使えるようです。
建築設計関係ですと、夕方から夜に事務所に戻ってから図面を描く方も多いと思うのですが、そんな時にパソコンの調子が悪くなって、仕事がストップしてしまう事で困る方も少なくないと思うのですが、マウスコンピューター様は、アフターサポートが24時間365日サポート、72時間以内で修理と安心して使えます。
また、オフィスでは外部モニターと外部キーボードを繋ぐことでこの一台があれば、十分足りてしまいます。。
BTOパソコンなので注文時にSSDの容量アップなどのカスタムもできますし、メイドインジャパン!ってのも安心感がアップです。
建築3DCADを会社で、自宅で、お客さん宅で…と高性能かつ持ち運んで使われる方に合うノートパソコンです。
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