住宅設計3次元CAD(建築3DCAD)を使って20年のNORI(@norino_mono)です。建築3DCADの推奨動作環境とほぼ同じゲーミングPCは相性が良いので、各パソコンメーカーから発売されているゲーミングPCを触らせてもらう機会が多く、メーカーそれぞれ特徴がありますので触る度にいつもワクワクします。
今回はDELLの15インチゲーミングノートPCの【DELL G5 15 Gaming】のレビューです。
NORI
第10世代のインテルCore i7-10750HとGeForce RTX2060を搭載し建築用3DCCAD(住宅設計用3次元CAD)も快適に動作する15インチのノートPCでした。
本記事は、DELL様より本機をお借りして作成しました。
目次
DELL G5 15 Gaming
スペック
モデル名 | DELL G5 15 Gaming |
---|---|
プロセッサー | 第10世代 インテル® Core™ i7-10750H (12MB キャッシュ, 最大 5.0 GHzまで可能, 6 コア) |
オペレーティングシステム | Windows 10 Home (64ビット) 日本語 |
メモリ | 16GB DDR4-2933MHz, 2x8GB |
ハードドライブ | 1TB M.2 PCIe NVMe SSD |
ビデオカード | NVIDIA® GeForce RTX™ 2060 6GB GDDR6 |
ディスプレイ | 15.6 インチ FHD (1920 x 1080) 300 nits 広視野角 非光沢 LED バックライト144Hz ディスプレイ |
本体サイズ | 高さ:24.5 mm x 幅:365.5 mm x 奥行き:254 mm | |
重量 | 最小重量:2.34 kg |
本体カラー | イリデセントダーク カバー |
ネットワークアダプター | Killer™ Wi-Fi 6 AX1650 (2x2) 802.11ax ワイヤレス と Bluetooth 5.1 |
キーボード | 日本語 バックライト キーボード - ホワイト プリント |
ポート | 1 HDMI 2.0ポート 1 SuperSpeed USB 3.2 Gen 1 1 SuperSpeed USB 2.0 1 ヘッドホン/マイクロフォン NVIDIA® GTX 1650Tiでのみ 1 USB-C DisplayPort Alt-Modeのみ 1 RJ45 NVIDIA® GTX 1660Ti以降でのみ 1 Thunderbolt™ 3ポート(40 Gbps ThunderboltおよびDisplayPortをサポートするUSB 3.1 Gen2 Type-C™) 1 MiniDP 1 RJ45 KillerネットワークE2500V2ギガビット イーサネット ポート |
スロット | 1 標準SDカード スロット 1 ウェッジ ロック スロット |
プライマリーバッテリー | 4-セル バッテリー, 68 Whr (内蔵) |
ACアダプター | 240W |
シャーシ | 12ゾーンのシャーシ照明 |
外観
イリデセントダークカバーと言うケースカラーのボディー。光の当たり方で、ラメ?が虹色に光る外観がカッコいいです。
本体サイズは、幅が約365.5mm奥行が254mmです。スケールが斜めったりズレたりしてますが、参考程度でご覧ください。
同じDELLのゲーミングノートPCのALIENWARE m15と比べると幅は少し広く、奥行きは小さい感じです。
こちらは、ゲーミングノートPCに多いディスプレイのヒンジの後ろに伸びているタイプとは違ってヒンジが一番端にあるタイプです。
DELL【公式サイト】に記載の厚さは、24.5mmですが、写真の撮り方かもう少し厚く見えます。
結構ガッシリとした感じのボディーです。
背面から見るとセンターに『G5』の文字。こちら側から見ると大きな排気口があり、グラフィックボードを搭載した排熱量が大きいPCと言うのがわかります。
背面にはロゴが表示されているくらいで、いつも触っているゲーミングノートPCのように背面にはインターフェイスがありません。
左サイドから見たDELL G5 15。同じDELLのALIENWAREと比べると厚いです。左から順に電源入力、nubu DP、HDMI2.0、SuperSpeed USB3.2 Gen1、RJ-45のイーサネットポート、Thunderbolt3/USB3.2 Gen2 Type-C DisplayPort兼用があります。
右側面は、左から SDカード、ヘッドセット、USB2.0×2、ウェッジロックスロットがあります。
底面は半分くらいの大きい排気口になっています。
DELL G5 15の本体重量は、実測で2,090.2gとなかなかの重さです。
ACアダプターは950.9g。ゲーミングノートPCやクリエイターノートPCでは普通の大きさで、240Wのタイプです。
重さだけじゃなく、とにかく大きいです。
本体とデカイACアダプター併せて3041.1gの重さ。ゲーミングノートPCは、このスペックでの作業を行うかたなら持ち運びをされると思いますが、レポートや書類作成などの作業でしたらもっと軽い方がいいなって思っちゃいますが、モバイル性と高性能のどちらを選択するかは使う方次第になると思いますが…。
ディスプレイを開くと、最大限でこの角度です。
ベゼル上部にカメラがあります。テレワーク・リモートワークを考えるとカメラは必須になってますね。
日本語配列のキーボードです。
キーピッチは19mmです。キーのトップはフラットでしっかりした押し心地の感じでした。
キーボード手前右には搭載されている第10世代インテルCore i7とNVIDIA GeForce RTXのラベルがあります。
実機テスト
普段仕事で使っている建築用3DCADや、個人的なブログを書くなどのいつも使っているノートパソコンと同じ使い方をしてみました。
建築用の3DCADを使用(ALTA SS)
以前も書きましたが、僕が使っている住宅設計3次元CAD(建築3DCAD)は、第6世代以降のCore-i5以上のプロセッサーとOPEN-GLが動くことが必須で、できればグラフィックボードが付いている方が推奨となっています。
インストール時の動作環境チェックプログラムには、CPUのInter Core i7-10750H、ビデオカードのNVIDIA GeForce RTX2060が認識されています。僕の使っている建築用3DCAD(住宅設計3次元CAD)のALTA-SSに適したノートPCになります。
図面入力
こちらは、毎度おなじみになってしまいますが以前のパソコンのレビュー記事の時に使った住宅性能評価のサンプル図面のデータを使います。
DELLのノートPCをレビューするのは2回目ですが、今回のALIENWAREのキーはタッチ感に腰があっていい感じ。タッチパッドも変な動作をしませんし大きさも程よく、外出先でのちょっとした図面の修正作業も問題なく行えます。
第10世代のCore i7+NVIDIA GeForce RTX2060はとっても快適に動きます。
パース作成
今回はキッチン周りの内観パースの生成をしてみました。
能力の高いPCですと、作画時間も短くとても快適です。
構造パースを表示
構造のチェックをします。
この動作も、ひっかかりも無く快適に作業ができます。グルグル回せるのがとても楽しく感じます。
おまけのWallstat
今回もWallstatを回してみました。バージョン4.39で データは編集ファイルサンプル2を使用です。あくまでも参考値として見てください。
アニメーション前の計算は、約9分30秒。以前同じCPUですがグラフィックスがRTX2080SUPER搭載でメモリも大きいマシンでテストしましたが、そちらの方が約1分程遅かった事がありましたが、この辺りの計算速度はマシンの性能だけに影響されるわけではないみたいです。
シュミレーションの方も、ひっかり無く動きます。
おまけのCINEBENCH_R15(参考程度)
住宅設計用3次元CAD(建築用3DCAD)の推奨動作環境はOpen-GLが動くことですので古いですが敢えてCINEBENCH_R15で検証です。
CINEBENCH_R20
Crystal Disk Mark
ストレージのテストです。
ストレージのスピードも出ていて、仕事にも快適に使えます。
ゲーミング性能を試してみました
ゲーミングパソコンですので、ゲームのベンチソフトを走らせてみます。
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK
高品質・3840×2160・フルスクリーンでは、「やや重い」、標準品質にすると「普通」判定です。
ドラゴンクエスト X ベンチマーク
FFベンチと比べると軽いのでドラクエベンチでは、最高品質で「すごく快適」です。
動画編集のテスト
EaseUS Video Editor (試用版)
パソコンのデーター復旧やバックアップのソフトでお馴染みのEaseUSさんの動画編集ソフト EaseUS Video Editor。
2分8秒のmp4の動画ファイルをMOVで書き出してみましたが約44秒で書き出し終了します。
当然のように動きは快適です。
動画編集もしてみたいとお考えの方にもおすすめのゲーミングノートPCです。
まとめ(僕個人の感想)
今回は、『【DELL G5 15Gamingレビュー】ゲーミングPCで建築用3DCADをテスト』の記事になります。
お借りしたDELL G5 15Gamingは、第10世代のCore i7のCPUとグラフィックスをNVIDIA GeForce RTX2060搭載したDELL G5 15Gamingの中でも高性能な仕様もモデルです。
建築用3DCADも快適に全く問題無く快適にこなせます。
いつも使っている15インチノートPCが入るバッグに入りますが、電源アダプターが大きいのでその他の書類がちょっと入らなくなりますし。3Kg超えはちょっと重いです。
購入をおすすめする方(僕個人的な意見)
あくまでも僕個人的な意見です。
ゲーミングPCですので、ゲームはもちろんの事、住宅設計用3次元CAD(建築用3DCAD)も、動画編集ソフトもそつなくこなせる快適マシンです。
15インチサイズでも、高性能マシンの為に重さがそこそこありますので、使い勝手としては自宅や事務所で置きっぱなしまたは、事務所内・自宅内での移動ならいいのかな?と思います。
今回お借りした商品はグラフィックスがNVIDIA GeForce RTX 20600、メモリ16GBでハイスペックな使用になり18万円台と少しお高目なお値段になります。
ただ「ゲーミングPCの仲間入り」程度の性能から「Elite-Levelゲーム」仕様まで幅広いカスタムができますし、ディスプレイをリフレッシュレートの高いモデルへの変更もできます。
でも、僕が購入するとしたらGeForce RTXが欲しいなと思っちゃいます。
購入あたって
納期は製品によって違いますが15~18営業日で海外から出荷+数日のような感じですが、注文時に公式サイトでご確認ください。
製品仕様・販売価格については変更となる可能性がございますので、ご購入時にメーカーサイトでご確認ください。
このDELL G5 15 Gamingの商品詳細と購入はこちらまで⇒DELL G5 15 Gaming