東日本大震災から10年(2021年3月11日)

2 min
地震

アフィリエイト広告を利用しています

2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災から10年が過ぎました。

2011年 震災の起きた日

会社のブログでも、メインのブログでも毎年書いていますが、あの日は打ち合わせの後に妹の家に寄ったら、小学校から帰ってきたばかりの甥っ子がテレビで見たこともない風景を驚きながら見ていた事が今でも思い浮かびます。

僕は地震が発生した時間、地盤が固い場所にいたので揺れはほとんど感じませんでしたが、それほど遠くない場所にいた友達はビックリしたそうで、地盤によってそれほど違うものかと思いました。

震災の後

僕は本来工務店の人間として、現場で作業する事を主にしてきましたが、阪神淡路大震災の被害の大きさを知り、木造住宅建築の仕事をする人間としても構造や耐震の知識をと思い、関西の構造技術者に教えを乞いました。

2001年辺りから、木造住宅設計用の建築3DADを使い始めましたが、僕のところでは、平成11年基準省エネルギー基準、住宅性能表示に取り組み始めていましたので、それだけの計算をこなせるPCが必要で高性能パソコンとはその頃からのお付き合いでした。

2008年位には木造戸建住宅で構造計算(許容応力度計算)とQ値計算(熱損失係数)をして住宅性能表示の設計・建築の両評価を取得しはじめましたが、東北在住の友達はこちらに遊びに来た時に「これを取り入れなきゃ!」と言って帰っていきましたが、近所の工務店、建材店、材木店から『こんな数字だらけの家を建って、何になるの?』と言われました。今では、みんな計算をして性能をアピールするのが当然なのに、ひどい言われようでした。

住宅に性能は大事!

東北在住の友達が設計した建物を見学させてもらいましたが、震災時も被害が無く大丈夫との事を聞いて、性能って自己満足じゃなくて、生命と財産を守る為に行うんだという事を再認識しました。

2011年の数年後、知り合いの大工さんのところへ上棟の手伝いに行ったとき、耐震金物や筋交いの施工に対して全く興味が無いと言うか、やっちゃダメな施工をしていて、びっくりする事もありました。それってダメじゃない?って言ったら、その後、手伝いの連絡が無くなりました。そんな工務店が震災以降にも存在するのは事実です。

建築関係者がやるべき事

僕たち工務店は、災害に対してできる限り被害が小さく、無くなる人ができる限り減る努力を、設計、施工とも行わないといけないと思っています。

僕がお世話になっている構造設計者は、正しい釘の打ち方、金物の取り付け方など施工の知識は、毎日仕事に追いやられている現場で作業だけの大工さんより良く知っています。これは、お客様からお預かりしたお金を耐震性能として還元するには必要な事です。

もちろん現場で施工する人間も、許容応力度の計算までできなくても、正しい金物の付け方は最低限しっておかないいけない知識です。

まとめ

毎年、阪神淡路大震災の1月17日、東日本大震災の3月11日は、とてもせつない気持ちになります。

このような震災の被害ができる限り少なくなるように、建築関係者としては努力続けていこうと思っています。

nori

nori

日頃は住宅建築業界で働いている副業ブロガーです。

仕事で使う建築3DCADが動くパソコンをはじめ、作業環境など快適な環境になる情報を伝えて発信しています。

執筆依頼やお問合せなどございましたら、お問い合わせからお気軽にご連絡ください。

詳しいプロフィール

FOLLOW

カテゴリー:
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です