住宅設計３次元CAD（建築３DCAD）を使って２０年のNORI（@norino_mono）です。
建築３僕が普段使っている建築用3DCADはIntelプロセッサーが動作環境になりますが、RyzenプロセッサーとRadeonGraphics搭載でも、今まで何台かテストしましたが問題なく動いていますので、僕個人的にはRyzenプロセッサーとRadeonの組み合わせが熱いです。ただ、Ryzenプロセッサーの種類によって快適に動くかどうかがあります。
今回のテストした『ThinkPad E15 Gen２(AMD)』は、Intelプロセッサー搭載機だけでなくRyzenプロセッサー搭載機もありますので、すごく興味はありました。
実際に使ってみた感想としては…普段使っているNVIDIA GeForce RTX2070搭載のゲーミングマシンと比較すると少しだけ遅さを感じましたが、１５インチで画面も広く作業をしやすいですし持ち運びしやすい、すごく今日が持てるマシンでした。
『Lenovo IdeaPad Flex 550i（型番：81X30060JP）』のレビュー記事になります。
本記事はLenovo様より商品をお借りして作成しました。
目次
IdeaPad Flex550i（型番：81X30060JP）
今回お借りしたIdeaPad Flex550i（型番：81X30060JP）は、15.6型・Intel Coreプロセッサー搭載の2-in-1 ノートPCです。
製品仕様
| 直販モデル | ||
|---|---|---|
| 初期導入済OS | Windows 10 Home 64bit (日本語版) | |
| 稼働確認OS | Windows 10 Home 64bit | |
| プロセッサー | 名称 | インテル® Core™ i5-1035G1 プロセッサー |
| 動作周波数 | 1.00GHz (ターボブースト時 3.60GHz) |
|
| コア数 | 4 | |
| キャッシュ | 6MB(メインプロセッサーに内蔵) | |
| チップセット | CPUに統合 | |
| 指紋センサー | あり | |
| メインメモリ | 容量（標準） | 8GB |
| 容量（最大） | 8GB | |
| 仕様 | DDR4-3200 SDRAM | |
| メモリスロット数 | 0（オンボード） | |
| 補助記憶装置（内蔵） | HDD | なし |
| SSHD(Hybrid HDD） | なし | |
| SSD | 256GB （ PCIe-NVMe/M.2) | |
| 表示機能 | ディスプレイサイズ (ドット・発色) | LEDバックライト付 15.6型 FHD IPS液晶 (1920x1080ドット、1,677万色以上、16:9)、マルチタッチ対応(10点)、光沢あり |
| ビデオ・チップ | CPU内蔵(インテル® UHD グラフィックス) |
|
| ビデオRAM容量 | メインメモリと共有 |
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| 外部ディスプレイ出力 | 最大 4096x2160ドット、1677万色@30Hz(HDMI接続時) |
|
| インターフェース | フルサイズ USB3.0 | 2 (内、Powered USBx1) |
| Type-C USB3.0 | 1 (Power Delivery対応) |
|
| HDMI | 1 | |
| Micro HDMI | 0 | |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 | |
| イーサネット・コネクター(RJ-45) | 0 | |
| 通信機能 | イーサネット | 0 |
| ワイヤレス | 802.11ac/a/b/g/n |
|
| Bluetooth | Bluetooth v4.2 |
|
| オーディオ | オーディオ機能 | インテル® ハイデフィニション・オーディオ (Dolby Audio™対応) |
| スピーカー | ステレオスピーカー |
|
| マイクロホン | デジタルアレイ マイクロホン |
|
| 内蔵カメラ | あり (前面:HD 720p カメラ、プライバシーシャッター付) | |
| メモリカードスロット | 4-in-1メディアカードリーダー （SD、SDHC、SDXC、MMC） |
|
| キーボード/ボタン類 | 84キー(Fnキー+Windowsキーを含む)、JIS配列、バックライト・キーボード、マルチタッチパッド、パワーボタン、テンキー | |
| 本体カラー | プラチナグレー |
|
| センサー類 | 加速度センサー |
|
| ＷＷＡＮ | WWANなし | |
| 寸法・質量 | 本体寸法（Ｗ×Ｄ×Ｈ）ｍｍ | 約357.6x237.9x17.9mm(最薄部) |
| 本体質量（バッテリーパックを含む） | 約1.8kg | |
| バッテリー | 3セル リチウムイオンポリマーバッテリー (固定式) | |
| 電源アダプター | 65W ACアダプター | |
| 標準保証 | 1年間 引き取り修理 | |
外観
IdeaPad Flex 550iの外観です。
IdeaPadのミネラルシルバーの筐体です。落ち着いたイメージで、自宅でもビジネスシーンでも使えるイメージです。手の跡が残ったりしないので、オジサンも安心して使えます。
本体サイズは公称で、幅が約357.6ｍｍ奥行が237.9ｍｍです。
画像の部分は最厚部ですが、公称寸法の最薄部は約17.9ｍｍです。片手でスケール、片手でカメラですと上手く撮れません。
畳んだ状態の正面と背面側からです。背面側には排気口が配置されています、
左側面です。左側から順に電源コネクタ×1，HDMI×１，USB3.0 Type-C (PD対応）×1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック×１です。
右側面には、右から順に『USB3.0』×2、4-in-1メディアカードリーダー×1、電源ボタンが並びます。
底面は、こんな感じで給気口が配置されています。
IdeaPad Flex 550iの本体重量は、実測で1624.7ｇです。
電源アダプターの実測は、215ｇ。ACアダプターから直接プラグが生えているタイプで、とてもコンパクトです。
サイズ的にはこんな感じです。とてもコンパクトですが、コンセントプラグが折り畳めるタイプだったらもっと持ち運びやすくなると思うのですが…。
本体とアダプターを合わせてこんな感じです。重量は2032.0gですので、持ち運びに十分使える重さです。
デジタルペンもついています。
単4より細い電池なので単６型になるのでしょうか？細いペンの後ろ側をくるくると回してネジを緩めて電池を入れます。パソコン本体に差し込むホルダーがついていますので使わない時は、パソコンにくっつけておくことができます。
ディスプレイは１８０°開き、フラットになります。こんなに薄いです。
2-in-1ノートPCですので、こんな形にもなっちゃいます。タッチパネルなのでタブレットPCとして使えます。
ディスプレイは光沢ありのIPS液晶。撮影している僕が丸見えですので、モザイクを掛けさせてもらいました。僕個人的に作業をするのには非光沢の方が目が疲れにくい感じがしますが、光沢式の方が画面がきれいに見える気がします。上部ベゼルにはカメラが内蔵されていて、物理的なプライバシーシャッターがついています。
キーボードは、JIS配列のテンキー付きタイプでキーボード奥側にはスピーカーが配置されています。
キーボード左下部には搭載されている第10世代 Inter Core i5のラベル。
右下にはLenovoのロゴと、指紋センサーがあります。
キーピッチは一般的な19mm。キーボードの押し心地は、腰のある感じで心地いいです。
タッチパッドは、ボタンが分かれていないタイプです。Lenovoのタッチパッドの触り心地やボタンのタッチ感はオススメです。
製品特長
Lenovo公式サイト内のIdeaPad Flex 550iのページから引用して紹介しますと、
- ディスプレイを最大限活用
- 4面に採用されたナローベゼルは、IdeaPad Flex 550i にスタイリッシュで現代的な外観を与えます。あなたの集中力を高め、FHD ディスプレイを最大限に活用できるよう、より多くの作業領域をうみだしています。各種セキュリティ機能を搭載
- プライバシーを守る
- Web カメラからのハッキングを心配する必要はもうありません。指先ひとつで開閉できる、カメラカバー Privacy Shutter を搭載しているので、セキュリティとプライバシーをしっかり守ります。
- どこでもクリエイティブに
- IdeaPad Flex 550iは、あなたの創造性を高めます。11ac対応のワイヤレスLANや長時間バッテリー駆動などの機能を搭載。このコンバーチブルがあれば、長時間の外出でも安心してつかえます。
- 柔軟に自由につかえる
- ノートブックから、 360°折りたたみタブレットになるよう設計されているので、あなたのニーズや異なる状況に合わせ、最適なモードとパフォーマンスを発揮するため柔軟に対応します。さらにデジタルペンを添付しているモデルでは、外出先でもあなたのインスピレーションを詳細に保存できます。
会社でも、家でも、仕事でも、創作活動でも、動画を見たりなど、様々な使い方できる印象です。
実機テスト
普段仕事で使っている建築３DCADをメインに、各種ソフトを走らせてみました。
建築３DCADのテスト（ALTA SS)
インストール時のチェックで、建築3CADソフトの動作環境確認ですべてＯＫです。
図面入力
15.6インチのモニタですので、比較的作業はしやすいです。タッチパッドでも十分作業できる感じです。
パース作成
外観・内観パースの自動生成も快適です。
構造パース表示
もともと構造パースの動作は軽いので、このIdeaPad Flex 550iでもストレスなく動きます。
WallStat
今回もWallstatを回してみました。バージョン4.39で データは編集ファイルサンプル２を使用です。あくまでも参考値として見てください。
計算時間は、約10分36秒。少し時間がかかるかな？と言う印象です。
計算処理中にタスクマネージャーを開いてみましたが、CPUの使用率が90％超えがずっと続いている状態です。WallstatはCPUの使用率に余裕があるほど、計算時間も短いようです。
こちらも問題無く動きます。
おまけのCINEBENCH＿R15
住宅設計用３次元CAD(建築3DCAD）の推奨動作環境は”Open-GLが動くことがありますのでＣＩＮＥＢＥＮＣＨ＿Ｒ15で検証です。
CPUが709cb、OpenGLが47.94fpsです。
おまけのCINEBENCH＿R20
CINEBENCH＿R20のCPUは、1621ptsです。
Crystal Disk MarkCrystal Disk Mark
ストレージのテストです。
ゲーミング性能を試してみました
ゲーミングパソコンですので、ゲームのベンチソフトを走らせてみます。
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK
何パターンかテストしましたが、1280×720の軽量品質でも動作困難です。FINAL FANTASY XVはちょっと厳しいです。
FINAL FANTASY XIV SHADOWBRINGERS
ANTASY XIV SHADOWBRINGERSのBENCHをはしらせてみました。
1920×1080 標準品質で「やや快適」判定です。
ドラゴンクエスト Ｘ ベンチマーク
解像度1920×1080の最高品質で『普通』、標準品質で『快適』判定です。
動画編集テスト
EaseUS Video Editor（試用版）
パソコンのデーター復旧やバックアップのソフトでお馴染みのEaseUSさんの動画編集ソフト EaseUS Video Editorの試用版でテストしてみました。
2分８秒のmp4の動画ファイルをＭＯＶで書き出してみましたが約５１秒で書き出し終了。
結構早い書き出し時間でした。
打ち合わせ時にオススメ
IdeaPad Flex 550i は、ペンがついていて、タブレットのようにペンを使って書き込むことができます。
このペンを使うためのおすすめのソフトはたくさんあると思いますが、僕はMicrosoftのDrawboard PDFと言うソフトを使っています。
住宅建築の仕事の場合の例ですが、ユニッドバスの打ち合わせなどカタログのＰＤＦファイルに直接書き込めますので、今までですと、カタログのプリントアウト⇒打ち合わせ⇒ＰＤＦファイルをスキャンして保存と言う手順だった手間がへりますし、クラウドへデータを保存したりする事で、打ち合わせ時に資料を忘れたりや昔の資料の履歴を見返すことも簡単にできますので、とても便利です。
購入をおすすめしたい方
今回も僕個人的な意見です。
今回お借りしたこのIdeaPad Flex550i（型番：81X30060JP）はちょっと変わった2-in-1ノートPCで、普通のパソコンの作業に加え、ペンを使ったプラスアルファの使い方ができます。
僕の業務として、一番使えそうなのが打ち合わせの時です。
価格も性能と比べると安いので、お子さんがいらっしゃる家庭でも、絵を描いたりなどの使い方もできるが便利に感じます。
とにかく、パソコンが欲しいけれど、タブレットの使い勝手も捨てがたい…と思われてる方には絶対におすすめできると思います。
後期高齢者の父親に勧めるのも面白いなと思います。
我が家の場合、一台あればみんなで使えるパソコンだと感じました。
まとめ（僕個人の感想）
今回は『【IdeaPad Flex 550iレビュー】建築3DCADにも打ち合わせにおすすめ！』の記事でした。
Lenovo IdeaPad Flex550i（型番：81X30060JP）は、使い方の工夫次第で仕事だけでなく、家庭でも便利に使える2-in-1ノートPCです。
15.6インチですので、僕が使っているパソコンバッグには余裕で入りますし、バッテリー駆動時間約10.6時間ですので、普通の打合せや日帰りの出張でしたら電源アダプターを持って行く事もありませんが、小さいのでついでに入れていっても、気になる程じゃないと思います。
今回お借りしたIdeaPad Flex550i（型番：81X30060JP）はCore i5仕様で６万円台からのお手頃なモデルですが、１０万円台からCore i7搭載モデルも購入できますので、仕事、教育、テレワーク、打ち合わせなど、使い方や作業内容によってカスタマイズ可能なので、どんな方がお使いになられても納得がいるモデルだと思います。
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