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今回は【Lenovo IdeaPad S540(14,AMD)(型番:81NH002PJP】のレビューです。
AMD Ryzenプロセッサー搭載の14.0型のスマートなノートです。
Lenovo IdeaPad S540(14,AMD)(型番:81NH002PJP)で、僕が日頃仕事で使っている住宅設計3次元CAD(建築3DCAD)と動画編集ソフトをメインにテストしてみました。
レノボジャパン株式会社様からIdeaPad S540(14,AMD)(型番:81NH002PJP)をお借りしてレビューをしました。
今回お借りしたIdeaPad S540(14,AMD)はAMDRyzen5 3500UとRadeon Vega8グラフィックス搭載で5万円台から購入できるお買い求め易い価格ながら、住宅設計用3次元CAD(建築3DCAD)もサクサク動く快適なパソコンでした。
目次
IdeaPad S540(14,AMD)(型番:81NH002PJP)
今回お借りしたIdeaPad S540(14,AMD)(型番:81RS0021JP)は、Lenovoのメーカー直販サイトのモデルでCPUはAMDのRyzen 5 3500Uプロセッサ搭載で初期導入OSはWindows10Home64bit、グラフィックスはRadeon Vega8 グラフィックスで、用途や環境などでOSやメモリ等のカスタムも可能です。僕の普段使いのPCは、Core i7ですのでどんな感じか楽しみです。
Lenovo IdeaPad S540(14,AMD)のスペック
製品番号 | 81NH002PJP | |
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OS | 初期導入済OS | Windows 10 Home 64bit (日本語版) |
稼働確認済OS | Windows 10 Home(64bit) | |
標準保証 | 1年間 引き取り修理 | |
プロセッサー | 名称 | AMD Ryzen™ 5 3500U |
動作周波数 | 2.10GHz (最大ブースト・クロック: 3.70GHz) | |
コア数 | 4 | |
キャッシュ | 2MB(メインプロセッサーに内蔵) | |
チップセット | APUに統合 | |
指紋センサー | あり | |
メインメモリ | 容量(標準) | 8GB(内、オンボード4GB) |
容量(最大) | 8GB | |
仕様 | PC4-19200 DDR4 SDRAM SODIMM | |
メモリスロット数 | 1 (空0) | |
補助記憶装置(内蔵) | HDD | なし |
SSHD(Hybrid HDD) | なし | |
SSD | 256GB (PCIe NVMe/M.2) | |
オプティカル・ドライブ | なし | |
ウルトラベイ他 | なし | |
表示機能 | ディスプレイサイズ (ドット・発色) | LEDバックライト付 14.0型 FHD IPS液晶 (1920x1080ドット、約1,677万色) 、光沢なし |
ビデオチップ | AMD Radeon™ Vega8 グラフィックス | |
ビデオRAM容量 | メインメモリと共有 |
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外部ディスプレイ出力アナログ接続時(ドット・発色) | - | |
外部ディスプレイ出力デジタル接続時(ドット・発色) | 最大 3840x2160ドット、1677万色@30Hz(HDMI接続時)4096x2160ドット@60Hz、1677万色(HDMI接続時) | |
インターフェース | USBポート Type-CUSB3.0 | 1 |
USBポートフルサイズ USB USB3.0 | 2(内、Powered USBx1) | |
USBポートフルサイズ USB USB2.0 | 0 | |
オーディオ関連ポートマイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 | |
イーサネット・コネクター(RJ-45) | 0 | |
通信機能 | イーサネット | なし |
ワイヤレス | IEEE 802.11ac/a/b/g/n | |
Bluetooth | Bluetooth v4.2 | |
オーディオ | オーディオ機能 | Dolby Audio® Speaker System |
スピーカー | ステレオスピーカー |
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マイクロホン | デジタルアレイ マイクロフォン |
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内蔵カメラ | あり (前面:HD 720p カメラ、プライバシーシャッター付) |
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メモリカードスロット | SDカードリーダー |
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キーボード/ボタン類 | 84キー(Fnキー+Windowsキーを含む)、JIS配列、バックライト・キーボード、マルチタッチパッド、パワーボタン |
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本体カラー | ミネラルグレー |
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寸法・質量 | 本体寸法 (W×D×H)mm | 約 323x227x15.9mm(最薄部) |
本体質量(バッテリー・パックを含む) | 約 1.5kg |
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梱包箱サイズ(W×D×H)cm | 約 47.8x6.8×29.8cm |
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梱包時重量 | 約 2.18kg |
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電源 | バッテリー種類 | 4セル リチウムイオンポリマーバッテリー (固定式) |
バッテリー使用時間(JEITA2.0) | 約 10時間 | |
バッテリー充電時間(パワーオフ時) | 約 3.5時間 |
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ACアダプター 定格電圧 | AC 100-240V(50/60Hz) |
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ACアダプター 質量 | 約 220g |
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最大消費電力(W) | 65 | |
発表日 | 2019年5月14日 |
Lenovo IdeaPad S540(14,AMD)の外観
ミネラルグレーの外観に影になって見にくくなっちゃっていますが、右下に縦にLenovoのロゴマークが入っています。マットな感じで手の脂が付きにくい感じです。
本体サイズは公称で、幅が約323mm奥行が227mmです。以前レビューしたYOGA S740よりほんの少しだけ奥行きが大きいですが、使うのには気にならないサイズだと思います。
画像の部分は一番厚いヒンジ部分で、約15.9mm。カメラの角度が悪かったです。グラフィックス搭載のPCは厚くなるイメージですが、このIdeaPad S540はRadeonグラフィックスを搭載していますがPCは薄いです。
クッションケースに入れてからバッグの中に入れても大丈夫です。
正面側は薄く、背面もすっきりしています。
サイドから見ると薄さを感じられると思います。左側面には電源コネクタ、HMDI×1、Type-CのUSB3.0×1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック×1があります。
右側面は、Novoボタン、SDカードリーター、Type-AのUSB3.0、TYPE-AのUSB3.0(Powered USB)です。センチネル対応のCADを使っている僕にとっては、TYPE-AのUSBがあるのがうれしいです。
底面には、排熱口です。
Ideapad S540(14,AMD)本体の重量は、実測で1,390.6g。これくらいの重量ですと、バッグに入れて出会掛けても重さがそれほど気になりません。
ACアダプターは65Wタイプですので小さめで、重さも実測197gと軽いです。
以前、65WのACアダプターで200gのものがありましたが、品番違いなのか個体差でしょうか?ご存じの方ありましたら、教えていただければと思います。
パソコンとACアダプターを合わせて実測1587.6g。普段持ち運んでいるだいぶ古いですが13.3型の物と比べると段違いに軽いです。
『スタイリッシュで機能的な14型ノートPC』です。
ディスプレイを開いてみると、非光沢の14型のディスプレイ。ディスプレイの上部にカメラがあります。
ディスプレイを目一杯広げるとペタンと真っ平になるまで広がります。
キーボードは日本語配列のキーボードで、キーピッチは19mmで、同じLenovoではYOGAに近い(同じ)キーボードです。レノボのキーボードはカチャカチャしませんし、好みは分かれるかもしれませんが、押した感覚は僕にとって使いやすいと感じます。Lenovo全体的にキーボードは気持ちいいです。
キーボードの左下には搭載されているAMD Ryzen5とRADEON VWGA GRAPHICSとサポートのQRコードのラベルがあり、このIdeaPad S540(AMD,S540)はAMD搭載だとすぐにわかります。右手前にはIdeaPas S540の機種の特徴が書かれたラベルも張られています。
Lenovo IdeaPad S540(14,AMD)の製品特徴
Lenovo公式サイト内のIdeaPad S540(14,AMD)のページから引用して紹介しますと、
高速なパフォーマンスを提供
AMD Radeon™ プロセッサーやSSD (PCIe NVMe/M.2)などの最先端のテクノロジーにより、優れたパフォーマンスを発揮します。
Lenovo IdeaPad S540(14,AMD)公式サイト
話題のAMDRadeon プロセッサー搭載機です。SSDと合わせて快適な動作が期待できます。実機でも快適な動作のマシンでした。
長時間バッテリー駆動、高速充電
最大約10時間*1の長時間バッテリー駆動が可能。外出先でも電源を気にせずに、安心して使えます。また、充電が必要な場合でも、約1時間で80%まで充電することができる高速充電*2に対応しています。
Lenovo IdeaPad S540(14,AMD)公式サイト
長時間対応のバッテリーですと、外出先でも安心ですし、自宅でリビングのソファーに座り膝の上で作業やネットサーフィンをしても電源ケーブルがストレスにならないので良かったです。
スリムでスタイリッシュなデザイン
美しいアルマイト加工がされたスタイリッシュで超薄型のアルミボディ。プレミアムなミネラル グレーのカラーを採用しました。
Lenovo IdeaPad S540(14,AMD)公式サイト
ミネラルグレーのアルマイト処理のデザインで、仕事でも家庭でも使える落ち着いた感じのカラーです。
鮮やかで詳細な映像
上部と左右に狭額のスリムベゼルを採用。14.0型 FHD IPS液晶の鮮やかで豊かな表現力で、詳細な映像を表示します。
Lenovo IdeaPad S540(14,AMD)公式サイト
動画を見たりする時、プレームが薄いので気にならなかったです。
臨場感のあるサウンド
音楽や動画の再生や、オンライン会議でも、Dolby Audio®Speaker Systemはクリアで臨場感のあるサウンドを提供します。
Lenovo IdeaPad S540(14,AMD)公式サイト
キーボードのサイドにあるスピーカーからの音声がとてもよく、作業しながらPCでラジオや音楽を聴きますが、とても聞きやすいですし、音もよかったです。
優れた冷却能力と静音性
ファンの音を抑え静音性に優れた設計のデュアル・ファンと冷却装置の強化により、静かで安定した快適なパフォーマンスを提供いたします。
Lenovo IdeaPad S540(14,AMD)公式サイト
僕がCADを使う時は、電源モードを最も高いパフォーマンスにしておきますが、高負荷の作業の時でもファンの音が静かです。
安心のセキュリティ機能
標準搭載の指紋センサーにより、登録したユーザーのみがログイン可能で、データ保護をさらに強化できます。また、カメラに搭載されたプライバシーシャッターにより、覗き見を防止して、プライバシーを守ります。
Lenovo IdeaPad S540(14,AMD)公式サイト
キーボード左下に指紋認証がありますが、反応がとても良く、ちょっと席を離れた後戻ってきても、指をちょこっと触れるだけで、解除ができ、いちいちPINを打ち込んだりする必要もないので、とっても快適でした。これは、スマホの指紋認証と同じで増えてくれるとうれしいです。
Lenovo IdeaPad S540(14,AMD)の実機テスト
普段仕事で使っている建築3DCADや、個人的なブログを書くなどのいつも使っているノートパソコンと同じ使い方をしてみました。
建築3DCADを使用(ALTA SS)
PCのレビュー記事で書いていますが、僕が使っている住宅設計3次元CAD(建築3DCAD)は、第6世代以降のCore-i5以上のプロセッサーとOPEN-GLが動くことが必須で、できればグラフィックボードが付いている方が推奨となっています。
AMD RyzenプロセッサーやAMD Radeonなどで「弊社サポートへご確認…」の表示が出ていますが、過去の何度かのテストでは、OPEN-GLが動作する環境でしたら問題無く動作しましたので、このままインストールしました。
図面入力
こちらは、以前のパソコンのレビュー記事の時に使った住宅性能評価のサンプル図面のデータを使います。
Lenovoのキーボードとタッチパッドは使いやすいので、出先や自宅に帰って膝の上に載せた状態でも修正程度の作業でしたら問題なくこなせます。
ノートPCのディスプレイを老眼が始まった僕は裸眼で使うのは、14型が境かな?という感じです13.3型でも作業のできない事はありませんが、長時間の作業は難しい感じです。
AMD Ryzen5はとっても快適に動きます。
パース作成
内観パースの生成のスピードも速いです。この速さが遅いパソコンとの仕事で使う場合のストレスの溜まる量(?)の差になってくると思います。
構造パースを表示
構造のチェックをする為に構造パースの表示をよく使います。
この動作も、ひっかかりも無く快適に作業ができます。
こんな感じで、動きますしCPUにもGPUにもそれほど負荷がかかっていない事がわかります。
おまけのWallstat
今回もWallstatを回してみました。バージョン4.36で データは編集ファイルサンプル2を使用です。あくまでも参考値として見てください。
アニメーション前の計算は、9分27秒。
以前のレビューしましたLenovo Yoga S740(14)は第10世代のCore-i5で、GPU内蔵タイプでしたが、計算時間はほぼ同じくらいでした。
シュミレーションの方も、ひっかり無く動きます。
おまけのCINEBENCH_R15(参考程度)
住宅設計の3DCADも使えるパソコンの検証を主にしていますので、OpenGLの数値を知りたいので敢えてCINEBENCH_R15で検証です。
おまけのCINEBENCH_R20(参考程度)
今回は、CINEBENCH R20でもテストしてみました。
Crystal Disk Mark
ストレージのテストでCrystal Disk Markを走らせてみました。
ストレージはSSD搭載です。現在、仕事で使うパソコンを手に入れようとお考えの方は、OSの入っているドライブだけでもSSDにすることを絶対におすすめしたいです。
ゲーミング性能を試してみました
ゲーミングパソコンですので、ゲームのベンチソフトを走らせてみます。
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK
色々試してみました。1280×720で解像度が軽量品質で重い、標準品質で動作困難の判定です。
重たいゲームには向いていない様です。
FINAL FANTASY XIV SHADOWBRINGERS
今回、はじめてFINAL FANTASY XIV SHADOWBRINGERSのBENCHをはしらせてみました。
1920×1080高品質(デスクトップPC)で普通判定です。
ドラゴンクエスト X ベンチマーク
FFベンチと比べると軽いです。仕事用だけど、たまにゲームも…と言う方は、ゲームの種類によって動作しにくい物があります。
動画編集のテスト
EaseUS Video Editor (試用版)
パソコンのデーター復旧やバックアップのソフトでお馴染みのEaseUSさんの動画編集ソフト EaseUS Video Editor。
2分8秒のmp4の動画ファイルをMOVで書き出してみましたが1分23秒かかりました。Core i5プロセッサのLenovo Yoga s740は一分を切る時間での書き出し終了でした。グラフィックボードじゃなくCPUに依存している感じだと思います。
まとめ(僕個人の感想)
レノボさんより本機【Lenovo IdeaPad S540(14,AMD)(型番:81NH002PJP】をお借りして、テストした僕の個人的な感独断と偏見の感想です。
Lenovo IdeaPad S540(14,AMD)はAMDRyzen5とAMDRadeon Vega グラフィックス搭載の14インチで、カテゴリとしては、モバイルノートなのかグラフィック搭載ですのでクリエイターノートパソコンなのかちょっと微妙なジャンルなのかな?と思いました。
最近AMDプロセッサ搭載のパソコンが増えてきた感じがありますが、本格的に住宅設計用3次元CAD(建築3DCAD)をゴリゴリと使われる方でしたが、CADメーカーのサイトも書かれていることが多いですが、インテルに軍配があがるのかな?と思ったりします。
ただ、実家の父(78歳)がボケ防止なのかノートパソコンの購入を考えているそうで、今回のAMDRyzenプロセッサ+AMD Radeonグラフィックス搭載で五万円台から購入できることを考えて、オススメしてみましたが少し検討するそうです。ログインのパスワードもアレレ?となる事を思うと指紋認証があれば、ログインできるので安心です。
子供のパソコン勉強用にもいいのかな?と思います。
パソコンの持ち運びも100均のA4サイズのクッションバッグに本体がすっぽり収まり、いつも外出時にパソコンを入れるバッグに入れ、ファイルや文房具をいれても余裕で入ります。
今回お借りしたモデルは直販モデルで、OSやストレージ、グラフィックスなどはご予算、使い方に合わせて選べるのがLenovoの良い所だと思います。
納期は製品によって違いますが、在庫切れ、残りわずかな機種もありますので公式サイトでご確認ください。
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