【ThinkPad P17レビュー】ワークステーションは建築3DCADも快適に動く!

6 min
ThinkPad P14s

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建築3DCADを個人事業または、個人で使われてる方でパソコンを購入する時に、ワークステーションって建築3DCADと相性いいのかな?快適に動くのかな?って興味を持たれる方も多いと思います。
僕も現在、ゲーミングPCを使っていますがワークステーションに興味があります。

最近、何台かのワークステーションに触れさせていただくと、建築3DCADとの相性など少しづつ見えてきた感じを受けます。

今回は『Lenovo ThinkPad P17(型番:20SNCTO1WW)』に建築3DCADをインストールし、実際に使ってみた感想をリアルにお伝えさせていただきます。

建築3DCADだけでなく、ゲームのベンチソフトのスコアも良い本当に高性能なPCでした。

貸与品

本記事はLenovo様より商品をお借りして作成しました。

ThinkPad P17(型番:20SNCTO1WW)

今回お借りしたThinkPad P17(型番:20SNCTO1WW)は、Lenovoのメーカー直販サイトのモデルの17.3型のモバイルワークステーションです。

製品仕様

直販モデル
プロセッサーインテル Core i7-10875H プロセッサー (2.60GHz, 12MB)vPro対応
初期導入済OSWindows 10 Pro 64bit
メモリ16GB PC4-25600 DDR4 SODIMM (8GBx2)
ストレージ1512GB ソリッドステートドライブ (M.2 2280, PCIe-NVMe) OPAL対応
ディスプレイ17.3型FHD液晶 (1920x1080) IPS、300nit、マルチタッチ非対応
グラフィックスNVIDIA Quadro RTX 3000 (6GB GDDR6)
電源アダプター230WスリムACアダプター
標準保証3 年 プレミアサポート
内蔵カメラIR & 720p HDカメラ(マイクロフォン付)
ワイヤレスインテル Wi-Fi 6 AX201 + Bluetooth (vPro対応)
WWANWWANなし
指紋センサー指紋センサー
ポインティングデバイス指紋センサーあり、WWAN非対応
キーボード日本語キーボード(バックライト、数値キーパッド付) ブラック
バッテリー6セル リチウムイオンバッテリー (94Wh)

外観

ThinkPad P15の外観です。

ThinkPad定番の外観。上側から見ただけでは、ワークステーションという感じはわかりません。

本体サイズは公称で、幅が約416mm奥行が281mmです。基本事務所内で固定で使う想定をしますが、ワークステーションを打ち合わせや自宅に持ち帰って使えちゃいます。

公称の厚さは、33.25mmです。

ワークステーションは多くの外部機器を接続する事が前提なのか背面部分にもインターフェイスが配置されています。厚さがある分、通気口も大きく配置されています。

背面のインターフェースは、左から『イーサネットコネクター(RJ45)』×1、『USB Type-C 3.1 Gen1』×1、『USB Type-C 3.1 Gen2(Thunderbolt 3対応)』×2、『電源ジャック』です。

左から見た側面です。左側から『HDMI』×1、『USB Type-A 3.1 Gen1』×1、『SIMトレイ(カスタマイズ)』×1、『コンボ・ジャック』×1です。

右側面には、左側から『SDメディアカードリーダー』×1、『USB Type-A 3.1 Gen1』×2、『セキュリティロックスロット』×1が並びます。

底面は、こんな感じ。底面の約半分を占める大きな排気口です。

Thinkpad P17の本体重量は、実測で3,397.9gです。重いんですが、『17.3型の大きさだからこれくらいの重さが当然』って頭の中で思ってしまってるみたいです。

電源アダプターの実測は、917.7gです。

230WのACアダプターのサイズ感はこんな感じです。

ThinkPad P17本体とACアダプターの重量の合計は4,413.6gで重めです。会社でも外出先でもワークステーションの性能が欲しい方なら仕方ないと思いますが、車通勤の僕でも毎日の持ち運びにはちょっと悩んでしまう重さです。

ディスプレイは180°開き、フラットになりますので、テーブルの上にペタッと置いて周りを取り囲んで画面を見ることも可能です。

ディスプレイのベゼルはちょっと広めで上部には物理OFFできるカメラが内蔵されています。
お借りしたThinkPad P17のディスプレイは非光沢タイプのFHD IPS液晶(1920×1080ドット、1,677万色以上、16:9)のディスプレイです。

説明しなくても良い位のThinkPad定番のキーボード。テンキー付きの日本語配列タイプ。定番の赤のポインティングデバイスが目立ちます。

キーボード左下部には

  • 第10世代インテルCore i7 vPROのラベル
  • DOLBY AUDIOのマーク

があります。

キーピッチは一般的な19mm。腰のある感じで押し込む感じが心地いいです。

ThinkPadおなじみの上側にボタンがあるタッチパッドです。手前側もボタンになっていますので一般的なタッチパッドと同じように使えます。タッチパッドの右の小さな四角は、指紋センサーになっています。

製品特長

Lenovo公式サイト内のThinkPad P17のページから引用して紹介しますと、

  • 妥協のない性能
    • パワフルなパフォーマンスを必要とするとき、インテル® Xeon® プロセッサーまたは第10世代インテル® Core™ プロセッサー(最大8コア、vPro®テクノロジー)からお選びいただけます。NVIDIA® Quadro RTX™ 3000(5000プロフェッショナル)グラフィックスと組み合わせることで、パワフルなモバイルグラフィックスパワーを提供します。また、 ISV(独立系ソフトウェアベンダー)により、アプリケーションとの互換性や安定稼働、高い運用性をテストされてISV認証を取得しています。
  • 最大化されたパワー
    • ハイパフォーマンスを必要とする作業には、CPUとGPUの処理能力を最大化するウルトラパフォーマンスモードを搭載。VRや高精細3Dコンテンツの制作など負荷のかかる作業も快適に行うことができます。
  • 豊かで鮮やかな映像
    • 17.3型4K UHDモデルを選択すると、Adobe RGB 100%の色域とDolby Vision HDRに対応し、工場出荷時のパネルの発色に戻したり、好みのカラープロファイルに切り替えることができるX-Rite Pantone ファクトリー・カラー・キャリブレーションが利用できます。
  • 豊なオーディオ
    • Dolby Atmos®スピーカーシステムを搭載。3つのスピーカーで画期的なサウンドを実現します。大音量でも歪みがなく、豊かなオーディオ体験に浸ることができます。
  • 優れたセキュリティ機能
    • ビジネスに不可欠な情報を保護するさまざまなセキュリティ機能を搭載。TCG V2.0準拠のセキュリティ・チップ(TPM)によりデータを暗号化。指紋センサーは指でタッチするだけで素早く安全にログインできます。
  • 信頼性と耐久性
    • MIL-SPECのテストをクリアしており、さまざまな過酷な利用環境に耐えられるよう厳しい品質テストを繰り返しています。落下テストや気温・気圧の変化、信号やディスプレイ部の開閉耐久性など、実際の使用状況に即したテストを実施しライフサイクルを通じて過酷な作業環境でもお使いいただける高い品質をお届けします。
  • 生産性を向上させる便利な機能
    • オンライン会議の等にも便利な通話の受話・終話がワンタッチで実施可能なファンクションキーを配置。ビジネスの効率化に貢献します。
  • 通信効率の向上
    • 最新のWi-Fi規格、WiFi 6に対応。多数のデバイスが接続されているネットワーク上でも、高速で信頼性の高い通信が可能です。また、LTE通信に対応したモデルをご用意。高速データ通信を安定的に場所を問わず、安全に利用できるため、屋外でも快適にネットやメールの確認ができます。

などです。ワークステーションですので高性能と信頼性を重視した感じです。

実機テスト

普段仕事で使っている建築3DCADをメインに、各種ソフトを走らせてみました。

建築3DCADのテスト(ALTA SS)

インストール時のチェックで、建築3CADソフトの動作環境確認でビデオカードの部分でQuadro RTX3000の部分が黄色くマーカーされていますが過去に問題があった事はありませんでしたので、そのまま継続します。

図面入力

過去に作ってあったで図面データの編集をしてみました。ThinkPad P17の17.3型のモニタサイズは、CAD作業も快適にこなせます。

パース作成

パース自動生成も快適に行ってくれます。

構造パース表示

こちらもサクサク動きます。

こんな感じでグルグル回りますので、ストレスなく作業ができると思います。

WallStat

今回もWallstatを回してみました。バージョン4.39で データは編集ファイルサンプル2を使用です。あくまでも参考値として見てください。

計算時間は、約9分31秒。プロセッサによって計時間が変わります。

タククマネージャーでCPUの使用率を見ると、25~30%あたりで動作していて、まだまだ余裕がある様子。GPUに至っては、内蔵GPUは動いているもののNVIDIA Quadro RTX3000までは動いていません。

こちらも問題無く動きます。

おまけのCINEBENCH_R15

住宅設計用3次元CAD(建築3DCAD)の推奨動作環境は”Open-GLが動くことがありますのでCINEBENCH_R15で検証です。

CPUが1585cb、OpenGLが147.53fpsです。

おまけのCINEBENCH_R20

CPUが3780 ptsです。

おまけのCINEBENCH_R23

CPU(multi Core) は9496pts、CPU(Single core)は1279pts、 MP Ratioが7.42でした。

Crystal Disk MarkCrystal Disk Mark

ストレージのテストです。

ゲーミング性能を試してみました

ワークステーションですが、ゲームのベンチソフトを走らせてみます。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK

何パターンかテストしましたが、3840×2160の標準品質で普通の評価、1920×1080の高品質で快適でした。

FINAL FANTASY XIV SHADOWBRINGERS

ANTASY XIV SHADOWBRINGERSのBENCHをはしらせてみました。

1920×1080 最高品質で「非常に快適」判定です。

ドラゴンクエスト X ベンチマーク

解像度1920×1080最高品質で『すごく快適』判定です。

動画編集テスト

EaseUS Video Editor(試用版)

パソコンのデーター復旧やバックアップのソフトでお馴染みのEaseUSさんの動画編集ソフト EaseUS Video Editorの試用版でテストしてみました。

2分8秒のmp4の動画ファイルをMOVで書き出してみましたが約37秒で書き出し終了。

購入をおすすめしたい方

今回も僕個人的な意見です。

今回お借りしたこのLenovo ThinkPad P17(型番:20SNCTO1WW)に建築3DCADや他のベンチソフトなどを動かしてみて、とても高性能なパソコンと言う印象しかありませんでした。

動画編集ソフトの書き出し時間も早いので、全般的にクリエイター向けモデルだと思います。

ただやはり、解析等を行うためのワークステーションと言う事で通販サイトのeクーポン適用後でも30万円台中盤の価格ですので、ちょっと手が出しにくいモデルかもしれませんが、CPUをCore i5、グラフィックスをNVIDIA Quadro T1000で20万円台後半からの購入もできますので、とにかく高性能なパソコンが欲しい方にお勧めかと思います。

まとめ(僕個人の感想)

今回は『【ThinkPad P17レビュー】ワークステーションは建築3DCADも快適に動く!』の記事でした。

やっぱり建築3DCADの作業をする時は、使いやすいタッチパッドがあるとは言え、トラックボールがあった方が作業効率は上がります。

【ロジクールERGO M575レビュー】使いづらいって本当?トラックボール体験談

ThinkPad P17(型番:20SNCTO1WW)は、ワークステーションながら17.3型ノートですので、僕がいつも使っているバッグにACアダプターコミコミでも入りますが、もちろん17インチノートPCが入るバックです。。

建築3DCADだけじゃなく、BIMや動画編集ソフト他、アニメを作成など多趣味の方にはもってこいの機種になると思います。

製品仕様・販売価格については変更となる可能性がございますので、ご購入時にメーカーサイトでご確認ください。

このLenovo ThinkPad P17(型番:20SNCTO1WW)の商品詳細と購入は下記からどうぞ

nori

nori

日頃は住宅建築業界で働いている副業ブロガーです。

仕事で使う建築3DCADが動くパソコンをはじめ、作業環境など快適な環境になる情報を伝えて発信しています。

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